サントリーと麒麟の経営統合にはびっくりだったが、今度はグローバルな花市場で機能統合の動きが発表された。一昨年、オランダの二つの市場が合併して、圧倒的に大きな花市場、フローラホランドが誕生したばかりである。昨日、オランダとドイツの二大市場が合併して、またまた大きな市場が誕生する可能性が出てきた。
わからないものである。1月に欧州ツアーで、ドイツに立派な花のオークションが存在していることを発見してきたばかりだった。ラングガード市場(Landgard)。4月にハンブルグマラソンにエントリーしていたので、その帰りにでも、オランダ国境にあるラングガード社を訪問するつもりでいた。ヘレニンゲンなど、二ヵ所にオークションを持っているとのことだった。加工会社はまた別にある。
4月は、テキストと連載の執筆が忙しく、ドイツ訪問はならず。そして、このニュースである。ネットからの記事では、記者会見の情報を、オランダの山本清子さんが伝えてくれた。MPSジャパンの津田さんが、日本語に翻訳してくれている。
午後に、詳細をお伝えするが、オランダとドイツの花市場がセリの機能を統合しようとしている。ヨーロッパ全域に市場合併の動きが広がりはじめたのである。日本は、いったい、どれだけ世界に遅れてしまうのか。慄然としている。