先週 「ブランド・リレーションシップ韓国語版」と「お花屋さんマニュアル」が同時に2冊出版されました。わたしが監修した本が韓国語版になったのはこれで2冊目です。
日経広告研究所から出版した「最新・ブランドマネジメント体系」(1998)と今回の「ブランド・リレーションシップ」です。どうして韓国からの引きが強いのかはわかりませんが、たぶん韓国には日本語ができる人がいるのと、欧米のブランドとアジアブランド(日本のブランド)とでは、ちょっとマネジメントにちがいがあるからでしょう。
そういえば、2002年に刊行した「誰にも聞けなかった 値段のひみつ」(日経)も韓国版が出るはずだったのですが・・・立ち消え状態です。
もう一冊は、「お花屋さんマニュアル」。わたしの監修ではなく、JFMA編となっています。本当は、花良品の阿部社長の編集といってもいいでしょう。JFMAの会長として、わたしも入門編をけっこう長めに書いています。初版8千部は、来週のIFEX(東京ビッグサイトで行われる花と緑の国際商談会)で、完売してしまうでしょう。2万部が目標です。
ほんの中身を宣伝させていただきます。日本で販売される花の本としてはじめて、お花屋さんや花売り場の実務に役立つ本ではないかと思います。とくに、花の販売の実際は、花店を経営する人たちや従業員教育のマニュアル(指導教本)として使えます。これまで門外不出だった「花良品」のマニュアルを公開したものです。阿部社長、ご苦労様です。また、いま話題の花屋さん(青山フラワーマーケット、花良品、日比谷花壇、フラワーゲート:キリン)がカラー写真入りで、店頭の様子がすべてわかるように網羅されています。写真で見る指導書ですね。
ちゃっかりと、わたしどもJFMA(日本フローラルマーケティング協会)が実施してきた「鮮度保証販売」「バケット流通」なども紹介されています。それと、JFMAの取り組みとして大切だった各種フェア・イベント(おきたまフェア、かすみ草フェアなど)の紹介もそれとなくなされています。人と人の出会いが商売を作る。IFEX2004もそんな意図から画策(?)した商談会です。是非、10月14日~16日の期間、ビッグサイトにご来場ください。
* * *
別件ですが、昨夜、米国のスタン・ポーマー氏(元FMA会長、現FPOディレクター)から手紙(email)がありました。テキサスA&Mで設置される「花産業アドバイザリーボード」の消費・マーケティング部門のメンバーにならないか、とのお誘いを受けました。国際部門のメンバーにノミネートされれば、たぶん年2~3回、まったくのボランティアですが、テキサスA&M大学を訪問することになると思います。国際的に花の産業を拡大するための多角的な研究者・実務家の交流部門(日本のCOE:Center of Excellenceの米国版)に参加することになりそうです。とても名誉なことです。