昨年6月の「美瑛ヘルシーマラソン(ハーフ)」を完走して以来、14か月振りで公式レースに復帰することになる。来週(8月11日)、岩手県(八幡平)のスキーゲレンデを走るロードレース(5KM)に参加することにした。そして、10月18日には、故郷の秋田県能代市(二ツ井町)のきみまち坂(10KM)にエントリーしてみた。
2025年の夏から2026年の春にかけては、体調不良と怪我(左膝のアキレス腱と右ひざ)に苦しんだ1年間だった。2025年4月に『ローソン』(PHP研究所)を上梓して以来、仕事のほうもスランプが続いていた。『ローソン』は10年をかけて書い作品だったからだろう。完全に燃え尽きてしまった。
そこから1年が経過した。先週になって、『社長はつらいよ』(光文社新書)を脱稿できた。いまは『ワークマンはユニクロになれるか?』(PHP研究所)に取り組んでいる。人生はいつまでも不調が続くものでもない。適当に気分転換して、そのうちになんとかなる。そのように思っていたら、やはり何とかなってしまった。
転落した谷底が深ければ深いほど、つぎに挑戦する山も高くなるものだ。再来月には75歳(後期高齢者)になる。それを身をもって体験しているのだが、この年齢になってそれを実感できるのは幸せなことだと思う。
ところで、来週のレースは、距離はわずか5KMだが、ゲレンデを走るロードレースらしい。かつて、東大の検見川寮にあるゴルフコースの芝の上を走ったことがある。競走馬とは違って、人間にとって、芝の上は案外と走りにくいものだった。
さて、二回目の芝にチャレンジすることになる。岩手県の田山駅にあるスキーのゲレンデが、ロードレースのコースである。その昔に、埼玉県の森林公園のアップダウンのあるコースを、ランナー仲間の小林さんとリレーで走ったことがある。起伏のある森の中のコースは、空気がキレイで気持ちがよかった。
大会の開催倍書は、花輪線沿線で八幡平の谷あい。近くに「日本の秘湯を守る会の宿」があった。福島県の山奥の「福島屋」から10年振りで、秘湯の宿を予約してみた。あれから10年が過ぎてしまっている。秘湯の宿は10個スタンプがたまると、その中から好きな宿にもう一回泊まれる。しかし、「スタンプ帳」は、机の引き出しに見当たらなかった。
今回は初めての宿で「ふけの湯温泉」である。親父の小川久が、好んで泊まっていた宿である。やはりアトピーだった親父も、わたしと同じで硫黄泉が好きだった。
そういえば、子供の頃に、祖母の珍田サンさんに「乳頭温泉」に連れて行かれことがあった。アレルギー体質で、湿疹が酷かったわたしのためである。乳頭温泉は強い硫黄泉である。銀貨が黒くなった。サンばあさんたち農家の嫁は、夏場の農作業で疲れたカラダを癒すため、秋口になってから湯治場で入浴するため、乳頭温泉(秋田県)や日景温泉(青森県)に行っていた。
乳頭温泉は、宿泊客が食材を持ち込んで自炊する「湯治場」だった。農家の女子たち(おばちゃんたち)と一緒に、硫黄臭い温泉に入ったものだ。お湯の温度が高かった覚えがある。秋田の温泉は、森吉の杣温泉もそうだが、全般的に湯温が高いのはなぜなのだろう。
温泉の話が続く。明後日(8月7日)に、これも10年振りで、信州小諸の「中棚荘」(島崎藤村ゆかりの宿)に投宿することになった。55冊目の書籍が完成したので、自分へのご褒美である。バイク乗りの女将さんは元気だろうか?
フロントの小林さんは、まだは中棚荘で働いているだろうか? 夕飯のこともあるので(ネットからの予約では夕食無しのプランだった)、午前中に電話してみようかと思う。初恋りんご風呂。山口くんと福尾さんと一緒に温泉に入ったものだ。


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