5月11日に、生まれ故郷の能代市で、講演会を開催していただくことになった。講演会の案内記事が掲載されたのは、地元の『北羽新報』(5月3日号)である。地元での開催を仲介してくださったのは、妹(道子)の友人で、元秋田県立図書館長の小野靖子さん。
5月3日の新聞に案内が掲載されると、わたし宛に記事のコピーを添付したメールを送ってくださった。「今朝の北羽新報に掲載されました。そして今朝から申し込みが殺到し、32名になっています」。
定員は40名のはずだから、8割方が埋まったらしい。わたしは能代の地元出身だが、いまは住民ではない。嬉しいメールだった。
前日(5月10日)に、新幹線のこまち号ではなく、ANAで大館能代空港まで飛ぶことにした。
友人の加藤くんが空港まで迎えに来てくれることになった。これもまた、ありがたいことだ。その後、高校時代の友人たち4人(加藤、藤島、小熊、小川)と松風庵でランチになる。加藤君との電話でおもしろいことになった。「みなさん歳をとったので、夜の会食は避けたいらしい(笑)」と。
夕方からは、お世話になった図書館関係者の方に木材関係者が加わり、双葉で会食になる。その場に、秋田出身のゼミ生(佐藤孝くん、元秋田銀行勤務)から、前日の会食と能代の講演会に参加したいと連絡をもらった。
彼とは、約30年ぶりの再会になる。コロナ明けに2年連続で秋田の帰っている。しかし、こんなことでもなければ、頻繁に秋田に行けるわけでもない。これが最後になる友人もいるかなと思ってしまう。
さきほど、講演用のパワポがほぼ完成した。今回も、小説の構成と出版に協力をしてもらった林麻矢さん(京都市在住)に助けてもらっている。私小説の体裁をとっている著書は、次男とわたしたち家族が、東京下町に移住した後の生活をつづったものである。
今回の講演では、物語の舞台となった下町(葛飾区、台東区、江東区など)での生活の様子を、写真で紹介していくという形式をとっている。写真満載(約120枚)のおかげで、プレゼン用のパワポが重たくなっている。大きくなりすぎたファイルを、どうやって図書館のPCにインストールしてもらおうか、いま思案しているところだ。
パワポのスライド(写真集)には、柴又帝釈天の参道や水元公園の画像などが満載である。また、物語に登場する商店主やわが家族、新しく友人になった消防団の仲間や消防車(10Mのはしご車)などが登場する。わたしの普段の生活(食事場面やランニング姿)などもアップされている。
秋田には、昨年も「森のテラス」(北秋田市)の訪問やじゅんさい摘み(三種町)、大曲の花火を観るために帰省している。今年は、友人と会うためと招待講演のために帰ることができた。いまから、友人との再会や講演でのプレゼンが楽しみである。
なお、先ほど(5月5日午後13時)、小野さんからメールで連絡が入った。今朝がた、40人の定員が埋まったそうだ。ありがたいことだ。『北羽新報』に連載(毎月で、先月で91回目)を持っているので、集客ができたのだろう。歴代の編集長や担当者には大いに感謝である。
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