去年(2022年)の8月25日に、「夏が来ると、小田川梨園さん@白井市へのアクセスが急増」というブログ記事を書いた(https://kosuke-ogawa.com/?eid=5851)。3年前(2020年)の8月11日には、「10年後の小田川梨園さん:奥さんは、古希(70歳)を迎えていまだ健在」(https://kosuke-ogawa.com/?eid=5299#sequel)という記事をブログに投稿している。
先ほど、ブログ解析のデータを見ていたら、昨年のブログ記事(2022年8月25日)へのアクセスが2桁になっていた。例年だと、梨のシーズンが始まって、早生の幸水の出荷が始まる8月第1週から第2週にかけて、ブログ記事(小田川梨園)へのアクセスが増え始める。今年はなぜか、7月29日の本日午前中に、すでに11件の閲覧が記録されている。
前倒しになっている要因としては、気候変動で高温が続いていることが考えられる。雨が少なく高温の日が続くと、梨の糖度が上がる。収穫時期もやや前倒しになる傾向がある。小田川梨園さんでは、開花コントロールにホルモン剤を使用していない。自然のなすがままに開花と果実の完熟を待つである。
出荷時期をコントロールしていないから、注文書を書くタイミングと、実際に梨(幸水か豊水)が友人や親戚のところに届く日がかなりズレてしまう。注文書に贈り先の名前と住所を書いたスリップを、予定出荷日の一週間から10日くらい前になってから、早めに小田川さんの奥さんに預けてくる。
環境にやさしい農業を実践しているので、「いつ届くかわかりませんです!」と知り合いには事前に説明してある。急がない、焦らない。お天気次第で植物は育つものだ。人間様のご都合で自然をコントロールしようとしない。それが小田川梨園さんのルールなのだ。
その考えに共鳴して、白井市(当初は、印旛郡白井町だった!)に住んでからずっと、贈答用には小田川梨園さんを利用させていただいている。千葉銀行の佐野君から紹介された梨やさんだったが、いまやわたしたちが友人や知り合いに、「環境にやさしくて、千葉県で一番おいしい梨の農園」として、小田川梨園さんを今風にいうと「押して」いる。
そのせいなのか、知らず知らずのうちに、わたしのブログ記事が小田川梨園さんの注文の入り口になっているようなのだ。気になったので、後ほど小田川さんに電話してみようかと思っている。今年の場合、梨が熟すタイミングがどうなのかと、問い合わせが増えているかどうかについてである。
確認はしていないが、かみさんはもう前倒しで注文書を書いてしまったかもしれない。毎年、この時期になると、約10軒の友人に幸水を贈っている。追加の注文書を届かるたびに、なぜかB品の自家用のナシが届く。8月中旬からは、冷蔵庫の梨が在庫切れになることがなくなる。
ブログのアクセス増のタイミングが早いから、今年の夏は、梨の在庫期間が長くなりそうだ。いやいや、梨が食べられる期間は変わらないだろうから、終売の時期も前倒しになるかもしれない。
それにしても、今年の果物の甘さは格別だった。6月のマンゴー(3箱)から始まり、7月の桃(3箱)へと続いたフルーツは、近年になく豊作だった。地球温暖化の影響で、高温少雨のおかげではある。どちらを良しとするか? 海産物などは、きっと困るのだろうな。温暖化で海水温が上がると、寒流を好む魚の脂の乗りが悪そうだ。
温暖化で、桃や梨などのフルーツは甘くできる。でも、肉のしまりが大切な魚となると、海水温の上昇は魚の味にはマイナスの影響が出るかもしれない。今度、お店に行ったときに、豊洲市場から魚を仕入れているすし屋のすすむさんに聞いてみよう。