本日、午後11時より、東京マラソン2023を走ることができる特別枠「チャリティランナー」(10万円+の寄付)の申し込みがはじまった。募集人員は4千人(全体では3.8万人)。期間は、7月11日~24日。今回は、寄付金の申し込み方法に変更があった。前回(2019年)までのように、受付が先着順ではなくなったからである。
大きな変更点は、寄付を募る団体ごとにチャリティランナーを自由に決めてよくなったことである。その方が、たくさんの寄付金を集めることができるからだろう。団体の一覧表を見たところでは、チャリティーランナーの選び方には、つぎの4つのパターンがあることがわかる(*43団体をすべて見たわけではないので、以下の記述は正確ではない可能性がある)。
申し込む方としては、新たな「ゲーム状態」が生まれたことになる。寄付金額と募集団体を同時に考慮する必要がある。わたしは、じっくり考えてから、別の日に寄付先を選ぶことにした。ルール変更を知ったのが、昨夜の遅い時間だった。
もちろん、先着順のルールが一部適用されている団体もある。早く申し込む方が、チャリティーランナーになれる確度はすこしばから高くなりそうではある。しかし、本音を言えば、ちょっと興ざめである。なぜなら、これまで抽選で4回走ったランナーとしては、特別なチャリティランナーとして走るのに、抽選か金額かという選択に違和感を覚えるからだ。
<4つのパターン>
1 もっとも多いパターンは、寄付の金額(10万円~100万円)の大きな順から当選とするもの(例:日本マクドナルド:700人募集)。
2 寄付の金額によらず、抽選でランナーを選ぶケース(これまで5回寄付している「公益財団法人東京都農林水産振興財団」:花粉の少ない森づくり、40人募集)。
3 原則は金額順だが、同順の場合は、「チャリティへの想い・メッセージ」の内容で選ぶ場合(フローレンス:90人募集)。
4 これまで当該団体に寄付したことがあるチャリティーランナーを優先する場合(金額は別に考慮)。
なお、1~4の組み合わせ(ウエイトや順番が少しずつ異なる)で決める場合もある。
いずれにしても、わたし個人は、今回もチャリティランナーに申し込むかどうかも含めて再考することにした。寄付先は、幼い子供や重篤な病気治療を支援するもの、マイノリティを助けるための社会貢献活動への寄付を募るタイプのものが多い。SDGs全盛の世の中を反映していることが明確である。