年に何回か、過去の特定記事にアクセスが急増することがある。一昨年、広島の食品スーパー「エブリィ」の岡崎会長が急逝した時がそうだった。2日間で千件近いアクセスがあった。先週は、2002年に書いた「タオルの内野」(@東日本橋)と2017年に発表した「柴海農園」(@印西市)の2件のアクセスが急に増えていた。
テレビ番組や雑誌・新聞に本人が登場したときに、ブログへのアクセスが増えることはわかっている。もっとも典型的なのhが、大学時代のゼミの友人、伊藤忠商事会長の岡藤正弘君の例だ。新聞や雑誌に取り上げられると、過去記事の「岡藤くん(伊藤忠商事社長)の弁明: 「社長の給料なんぼや」と聞かれたのはわしの方だよ」(2014.01.11 Saturday)へのアクセスが急に増える。わたしはこれを「スパイクが立つ」と呼んでいる。
最近になって、小さなスパイクが立ったのが2件あった。ちょっと気になっているので、掲載しておくことにした。どなたかこの2人に心当たりがあったら、ご本人の身辺事情を教えていただきたい。ブログ公開時の記事(イントロ部分)も、添付しておくことにする。
<#1:東京日本橋、タオルの内野、内野信行さん>
経営者の勇気: 東京日本橋・タオルの内野(1) | 小川先生 ~ 小川孔輔のウェブサイト (kosuke-ogawa.com)
メニュー:Day Watch | 2002.11.21 Thursday
「経営者の勇気: 東京日本橋・タオルの内野(1)」
本音を言えば、2代目経営者はあまり好きではない。自分の周囲で事業を後継した経営者のなかには、正当に評価できるような人物が見あたらない。家柄・人柄は申し分なくとも、経営者としての資質に欠ける人間がほとんどである。
その印象をさらに悪化させたのは、大手流通業の後継者である。悪い事例を見過ぎてしまったからかもしれない。
ところが。このごろ、2代目経営者を見直すことが多くなった。創業経営者的な2代目社長に会うケースが続いたからだろう。本日(11月20日)、沈滞気味の繊維問屋街・東日本橋で、唯一元気なタオルの「内野(株)」を訪問した。
ニュースステーション(テレビ朝日)やNHKの海外現地取材班など、外部からの取材依頼をすべて断ってきているはずの内野信行社長(48)に、とうとう面談を許された。2代目経営者である信行社長は、予想していたとおり、尊敬できる勇気ある経営者であった。(後略)
<#2:印西松虫の16代目篤農家、柴海祐也さん>
柴海農園の柴海祐也さんは、印旛松虫の16代目の篤農家 | 小川先生 ~ 小川孔輔のウェブサイト (kosuke-ogawa.com)
メニュー:Day Watch | 2017.01.29 Sunday
柴海農園の柴海祐也さんは、印旛松虫の16代目の篤農家
今年30歳になる若者が経営している柴海農園を訪問した。来週(2月2日)、オーガニックスーパー「ビオセボン」の土屋社長をお迎えして、法政大学で「フードマーケティングセミナー」を開催する。代表の徳江倫明さんから、麻布十番の店舗を事前に見学するよう指令が出されていた。
ビオセボンは、イオンが昨年から出店をはじめたオーガニックスーパーだ。フランスの会社との合弁である。
ビオセボン訪問記は、数日前(1月24日)にブログにアップしてある。「フランス流の店舗運営ルールと品揃えの仕方を、日本の消費者に合わせて変えていかないとこの先がないですよ!」と辛口のコメントを残している。単なるマネジメント批判ではなく、将来性がある業態だと思うからだ。
先週の火曜日(1月23日)に店頭で見た「野菜サラダセット」が気になった。「柴海農園」の無農薬・無化学肥料のパック野菜のことだ。ポトフセットも柴海農園のものだった。そういえば、アシスタントの青木恭子から、「柴海さんの農園は、先生のお住いの近くですよ」と知らされていた。圃場がある場所を見ると、千葉県印西市松虫167となっている。
伝説の松虫寺(松虫姫伝説)がある近辺だろう。わが家からは20KMほど先だが、「(幅)100メートル道路」を通れば、ほとんど信号機がない道路が続く広大な大地。農園には20~30分で着くだろう。(後略)
以上。