自著の文章(テキスト)が試験問題に採用される

 その昔、経営学部の国語科や社会科(日本史、世界史、政治経済)の入試問題を作成したことがある。作問がよかったのか、「赤本」(入試問題集)に採録されたこともある。学部でも大学院でも、試験問題を作るのは上手な方だと思う。試験の問題を作るのは、ある種のセンスが必要である。デザインとアイデア。

 

 ところが、国語科の第一問を作成する際にアシストしてくれた第一教養の先生が、元も子もないことを言ってくれたものだ。わが気持ちはかなりの程度、残念な状態になった。曰く、「先生が選んだ素材(出典)がよかったからですよ」。そりゃないわね。素材探しも才能だろうが。

 本日、関西の某大学から、わたしの著書の文章を作問に使用したことを報告するメールが届いた。世の中の役に立っているようで、有難いことである。これまで書いた著書、47冊中のどの本だったのかを明らかにできないのが残念だ。出典がわかってしまうので、詳しく書くことができない。

 

 これから、さいたま副都心まで、半年ぶりの対面の講演に出かける。招待してくれたのは、元大学院生の徳永奈美さん((株)アクア社長)。地元埼玉(大宮)の中小企業経営者を対象に、50分のショートレクチャーをすることになっている。依頼された講演テーマは、「埼玉企業の強さの源泉を知り、自分の事業に活かす」などである。

 ①コロナ禍でおきている社会の変化、②埼玉企業はなぜ元気か、③しまむらとヤオコーをとりあげる。この枠では、時間が足りなくなるだろう。

 

 ところで、8月1日から25日間連続で走ってきた記録が、本日で途切れることになりそうだ。走れるだろうが、この時点で無理をしなことにしようと決意した。「走らない勇気」も一つの選択だろう。さすがに足と腰が疲労している。