『中日新聞』で昨日(2019年1月31日)、「米騒動バーガー 商標騒動」という記事が掲載されている。わたしたちのミスで、富山県の加工食品メーカーがすでに「米騒動バーガー」を商標登録していた。そのことを事前にチェックできなかったことによる失策である。弁解の余地がまったくない。
「米騒動バーガー 商標騒動
多くのマスコミを集め、大々的に開かれた試食会=1月11日、富山県魚津市役所で」
(中日新聞、http://www.chunichi.co.jp/hokuriku/article/news/CK2019013102100018.html)
登録の確認不足で抵触→商品名変え販売再開
富山県魚津市の食の魅力を発信しようと、とやま観光推進機構と市が法政大の学生や市内料理人らの協力で開発、期間限定で販売を始めたライスバーガー「米騒動バーガー」の名称が同県南砺市の食品加工会社が登録した商標に抵触した。一時販売を停止し、商品名を「魚津ライスバーガー」に変えていたことが関係者への取材で分かった。(松本芳孝)
商標登録の確認不足が原因。事前に機構がインターネットで商標登録を調べる際「米騒動バーガー」で検索したところ、該当がなかったらしい。市も独自の確認はしていなかった。食品加工会社は「米騒動」を二〇〇九年十月に商標登録し、指定商品の中にハンバーガーもあった。
「米騒動バーガー」は、学生たちが魚津の食を若者にも分かりやすい形にしようとバーガーを提案し、魚津が発祥の米騒動にちなんで命名した。市内の若手料理人らでつくる「新川食文化研鑽(けんさん)会」の美浪呂哉(ともや)さん(34)が学生のアイデアを基に「ぶり大根」「カニしんじょ」の二種に仕上げた。
十一日に市役所でマスコミ各社を集めたPR試食会が開かれ、テレビや新聞で報道された。十四日から美浪さんが料理長を務める魚津市釈迦堂の日本料理店「海風亭」と、東京都板橋区で魚津産食材を使っている居酒屋「うおづや」で販売を開始した。
十五日午後、海風亭に食品加工会社から商標登録がされている旨の連絡があり、以降、両店とも販売は中止。機構、市がチラシ、ポスターを作り替え、二十九日から販売を再開した。二月十四日までの販売期間に変更はない。
機構の担当者は「確認不足で申し訳ない」と謝罪。市の担当課長は「確認は機構がしたが、任せきりで良かったのかという問題があった」と話した。
試行錯誤を重ねた会心の作に“ケチ”がついた形になり、美浪さんは「驚いたが、販売ができなくなったわけではないので。食べた人の評判は上々です」と言葉少なに淡々と話した。
富山県魚津市の食の魅力を発信しようと、とやま観光推進機構と市が法政大の学生や市内料理人らの協力で開発、期間限定で販売を始めたライスバーガー「米騒動バーガー」の名称が同県南砺市の食品加工会社が登録した商標に抵触した。一時販売を停止し、商品名を「魚津ライスバーガー」に変えていたことが関係者への取材で分かった。(松本芳孝)
商標登録の確認不足が原因。事前に機構がインターネットで商標登録を調べる際「米騒動バーガー」で検索したところ、該当がなかったらしい。市も独自の確認はしていなかった。食品加工会社は「米騒動」を二〇〇九年十月に商標登録し、指定商品の中にハンバーガーもあった。
「米騒動バーガー」は、学生たちが魚津の食を若者にも分かりやすい形にしようとバーガーを提案し、魚津が発祥の米騒動にちなんで命名した。市内の若手料理人らでつくる「新川食文化研鑽(けんさん)会」の美浪呂哉(ともや)さん(34)が学生のアイデアを基に「ぶり大根」「カニしんじょ」の二種に仕上げた。
十一日に市役所でマスコミ各社を集めたPR試食会が開かれ、テレビや新聞で報道された。十四日から美浪さんが料理長を務める魚津市釈迦堂の日本料理店「海風亭」と、東京都板橋区で魚津産食材を使っている居酒屋「うおづや」で販売を開始した。
十五日午後、海風亭に食品加工会社から商標登録がされている旨の連絡があり、以降、両店とも販売は中止。機構、市がチラシ、ポスターを作り替え、二十九日から販売を再開した。二月十四日までの販売期間に変更はない。
機構の担当者は「確認不足で申し訳ない」と謝罪。市の担当課長は「確認は機構がしたが、任せきりで良かったのかという問題があった」と話した。
試行錯誤を重ねた会心の作に“ケチ”がついた形になり、美浪さんは「驚いたが、販売ができなくなったわけではないので。食べた人の評判は上々です」と言葉少なに淡々と話した。