電動アシスト自転車のブランド名は、「ベロスター」(パナソニック製)。車体はブラック、スポークもブラック。車輪の直径が30インチ近くもある。7段変速。ギアを一番下のローに入れてペダルをこぐと、急速に加速ができる。踏み込んだ時の「カラダが持って行かれる感覚」がたまらなく素敵だ。
ベロスターの写真を受け取った友人・知人・学生たちからは、羨望のため息と揶揄の声が同時に戻ってきた。多数の意見を要約すると、「その辺、坂はないでしょ??(必要ないという意味)」「ランナーの先生に電動は似合わないです!」「いよいよ自分で走るのをやめたのですか?」「スポーティーで、かっこいいです」「さらに活動範囲が広がりますね」などなど。
皆さんからの反応をみて驚いたのは、かなり以前から電動アシスト自転車が普及していたことでした。最多の用途は、お母さんたちの幼稚園の送り迎えに使われていたこと。買い物利用は、実は二番目の理由でした。
一番古い利用者は、理工学部の御法川学教授でした。お返事には、「いいですね電動チャリ。私の愛車はDAHONという台湾メーカーのミニベロですが、もう10年近く使っているのでボロボロです」とありました。10年前から通勤用とはすごいです。
半年前から、実は「電気自転車」が欲しかったのです。引っ越しをして、ホンダのCRV(2011年式のSUV車)を白井の旧宅(現存)に置いてきたので、足がなくなってしまったのでした。自分の足で走ればいいようなものですが、かみさんも「ちょっとした買い物に、自転車があればいいわね」と言ってました。もちろん、この場合の自転車は、ママチャリで事足りたのですが、わたしは「この際、せっかくだから電動アシストにしては?」と意見を述べました。
そうしたところ、新築のお祝いを数名の方からいただくことになりました。そのうち学部ゼミの9期生からは、「何か欲しいものありますか?」と尋ねられましたので、間髪を入れずに、「電気自転車がほしい!」と答えておきました。親戚筋からも祝い金をいただいたこともあり、合算するとほぼ高額な電気自転車が購入できる金額になっていました。
ちなみに、自転車専門店(サイクルあさひ)で言われたのは、正式には「電動アシスト自転車ですよ」す。自転車が電気式に自動で動くわけではないのでした。人間のキックを力学的に増幅させるアシスト効果に、電気の動力が使われているのです。誤解は誤解として、乗った感じはやはり電動自転車に乗っている感覚です。
10月末に引っ越してから、手元にお祝金を抱えて迷っていました。カタログなど取り寄せてみたい、ネットで情報を集めたりしていました。9期生の森田(健次郎)くんは、ネット経由で具体的な車種などを推薦してくれました。お値段は、下は7万円から上は20万円までかなり幅があるようです。
わたしは、マウンテンバイクかスポーツタイプが欲しかったのです。しかし、買い物に使いたいかみさんのニーズも考えると、ママチャリの電動として選択肢も無視するわけにもいかず。それでも、やはり実物を見てみることにしました。試乗もしてみたかったのです。
<<*ここからは、昨日(1月7日)の続きになります。>>
というわけで、3日前から具体的に自転車店巡りがはじまりました。
ネットで検索すると、「サイクルベースあさひ葛飾金町店」が、自宅から北方向の1.2KM先にありました。来店して、ディスプレイされていたPANASONICの「ベロスター」に試乗してみました。7段変速で、走った感覚がすごい。唯一の問題点は、ママチャリタイプではないこと。サドルの位置が高いので、かみさんの買い物ニーズには対応できないかもしれない。
そこで、翌日はかみさんに同行してもらい、ベロスターを試乗してもらおうことにしました。しかし、サドルの位置をいちばん下まで下げても、かみさんは「怖くて乗れません”!」との試乗を辞退。
そこで、PANASONICのママチャリモデルがおいてある同系列の八柱店へ。スカートで跨いで乗れるモデルを試乗してみましたが、3段変速でやはりキック力が弱い。わたしの好みに合わず、かみさんと再び相談。ふたりの結論は、買い物用には通常のママチャリを購入することになりました。
結局は、葛飾金町店に戻って、最初に試乗したベロスターを購入しました。車体はブラック、スポークもブラックです。サドルの位置が高くて、バッテリー部分もブラックなので、電動アシスト自転車に見えません。再来店したのは夕方遅くでした。ライトをつけて高砂の家まで、ベロスターに乗って持ち帰りました。
購入価格は、本体が9万9千円。税込みで10万円を切っていました。皆さんからいただいたお祝い金の範囲に収まりました。絶対に必要なのが盗難保険への加入。カバーなど付属部品3点を含んで、プラス約1万円。サドルの盗難防止用には、キーロックができるワイヤーを購入しました。
自分でも驚いていますが、この年になって、新しいおもちゃを手に入れた気分です。自らへの警告は、鍵のかけ忘れによる盗難に注意。大切に使わせていただきます。電動アシスト自転車で、まずは水元公園まで。飛ぶように走れる自転車を手に入れました。