早朝に飲んだランサップ800(14錠目)で、アルコールが解禁になりました。いままで、JFMAの松島さん、三好さん、近藤さんと市ヶ谷の鮨の家(寿司屋)で日本酒を飲んでました。もちろんアルコール入りの生ビールも。ピロリ菌の完全消滅検査は一カ月後になります。それまではドキドキです。
わたしの周囲で、除菌中に飲酒をしていた人は皆無でした。その中で、一次投与でピロリ菌が消えた保菌者の割合は、一般統計が示すように約70%でした。わたし自身の体調から判断するに、胃腸の中に巣くっていたピロリ菌さんは、すでに退散されたと思っています。しかし、油断は禁物です。
一か月後に、地元の白井聖仁会病院で再検査を受けます。検査方法は、「呼気法」というものらしく。医師からの指示は、バリウム検査のときと同じで、「朝から何も食べないで、お水も飲んではだめです」でした。再診察の結果は、そのさらに一週間後に判明します。ピロリ菌が残存していれば、二次検査に移行。今度は、抗生物質の種類を変えて、今度こそ断酒になります。
その場合は、「30日間の禁酒」になることが確実です。それでも、除菌の成功確率は90%だそうです。一次の除菌操作でピロリ菌が胃腸の中から退散していなければ(70%の確率)、抗生物質の種類を変えて二次投与に移行することになります。
二カ月連続、30日間の断酒より、胃潰瘍のほうを選びたい気持ちになります。なお、7日間の断酒で経験した心身の軌跡を将来、ピロリ菌退治に挑むことになる後進のために、詳しくお伝えしておきたいと思います。
1 心構え
・不退転の決意で投与に及ぶこと
できれば、仕事などのスケジュールが自由になる時期を選んだほうがよい。というのは、家から出て外に出ると、会食などでアルコールの誘惑がたくさん。わたしは、やむにやまれる場合(お通夜)を除いて、すべての会食をお断りしました。自宅で夕食を連続して食しました(10年ぶり?)。そして、大学時代のゼミの同窓会や、業界団体の会合はなるべく避けるようにしました。
2 実際の経験
(1)不眠・うつ状態を経験
最初の数日は大丈夫でしたが、4日目あたりから寝つきが悪くなりました。それと、抗生物質の影響だと思いますが、極度に食欲がなくなりました。その結果、おそらく一週間で1KGはやせてしまったと思います。短い距離のマラソンに、ランサップ800は有効に機能します。
また、最後の二日間は、軽いうつ状態に落ち込みました。断酒の影響で、食事に気分が乗らなくなりました。また、寝つきが悪くなったため、体調のコントロールが難しくなりました。投薬をやめたとたんに、気分は元に戻りました。昨夜から寝つきは回復して、夜中におしっこのために目が覚めることがなくなりました(昨夜はゼロ回、初日は約10回)。
教訓です。寝つきが悪ければ、多少寝不足になったとしても、読書でもして時間を稼ぐことです。こんなに夜が長いものとは知れませんでした。
(2)投薬中の体調は?
実は良いこともありました。それは、事前に仕入れていた予備知識とは異なり、ややゆる便のわたしがランサップの投与で快便に変わりました。固くも緩くもなく、とても快調でした。ただし、大便の回数が増えました(+2回~3回)。これには注意してください。長距離バスや電車は危険です。
とくに指定はなかったのですが、コーヒーやスパイシーな刺激物は、摂取しないほうがよいです。胃に負担がかかると、痛みはしませんが、なんとなくお腹が不快な状態になります。
(3)その他
家族や周りの支援があると、断酒を継続できます。おのれの気持ちに妥協しないことです。わたしの場合は、ブログに禁酒を宣言しました。300人以上のひとが、わたしのこのブログ(30日戦争)を読んでいます。だから、絶対に折れることができなくなります。要するに、何らかの方法で自分を追い込むことです。
30日戦争は、第一ステップを完了しただけです。この先、一か月後に、ピロリ菌の不在証明を診断します。それに負けると、二次検査になります。本日は、それでも一週間ぶりのビール(生ビール、中ジョッキ)と日本酒(利き酒セット)でした。
酔いが回るのが早いのではと思いましたが、夜中の12時ですがふだんとなんの変化もありません。あとは、寝付いた後に、どれくらいの頻度でトイレに立つのか?あるいは、そのために目が覚めないのか?たぶん、この調子だと大丈夫のように思います。
第一フェーズが完了しました。体調も心の平静も、元に復帰しました。いちばんいやだったのは、気分の落ち込みでした。第二フェーズに移行します。薬さん関係とは、4週間のご無沙汰になります。