定期健康診断で、ピロリ菌を検出(+陽性反応) → 明日から除去作業を開始

 先月の4日に、白井聖仁会病院で受診した定期健診の結果が届いた。今回は、標準検診メニューに「ピロリ菌の検査」を追加してもらった。バリウム検査で造影した胃壁の様子を見た担当医が、「血液検査と一緒に診断してもらっては」とアドバイスくれたからだった。

 

 数年前までは、仲良しの担当医(たぶんアルバイト医師)に、「きれいな胃壁ですね、、、」と言われていた。それが、担当の医師が変わった昨年の検査から突然、胃腸に関する所見が変わった。新しい担当医の見立てによると、C判定の病名は「萎縮性胃炎」。

 ピロリ菌の検査が必要とのこと。昔から胃腸が痛むこともあったが、それでも問診票には「異常なし」と記入していた。ところが、昨年からは問診票に、「ときどき、胃が痛むことがある」と正直に書いてしまった。それが原因かなとも、、、

 追加の検査料金は3000円。特別な追加検査をするわけでもない。値段も安いので、「安心料」と思い、ピロリ菌の反応テストを追加することにした。

 

 結果が今朝になって判明した。判定が出るまで一カ月は、長すぎる「拷問」だった。血糖値(C:数値はやや改善)、眼底(D2:以前も要精密検査)、肝血管腫(C:20年前から経過観察)とともに、「ピロリ菌の検査」でも、見事に「D2」(陽性反応で、要精密検査)となった。明日、白井聖仁会病院の外科で相談を受けることになる。

 手元の健康診断結果報告書の「人間ドック成績表(2)」によると、ヘリコバクターピロリ菌(U/ml)の値が、19.5。しかし、解説本を見ても、この菌の密度がどの程度「重度」なのかは、きちんと書かれていない。いちおう(+陽性)の判定なので、ピロリ菌はいるのだろう。

 友人・知人から情報を収集して調べてみたところでは、わたしの年齢では、「除菌経験者」が20~30%ほどいる。そのひとたち(の身内)の経験では、薬(たぶん抗生物質)を投与すると、10日から2週間の禁酒が義務となるらしい。呑み助のわたしにとって、2週間近いアルコール断ちは、苦痛以外の何物でもない。でも、胃がんにはなりたくない。罹災リスクを高いままにしておくのは困る。

 

 というわけで、特段の問題がなければ、明日から「断酒」を宣言することになる。薬の投与がはじまり、アルコールをしばらく絶つわけだ。「それはいいチャンス。健康になりますよ」との意見も少なからずはある。ここは、健康のためにも良いことにしておこう。

 早速だが、ピロリ菌の退治を祈念して、本日は「断酒の前夜祭」を祝った。かみさんとふたり、夕方5時半に待ち合わせて松坂屋上野店へ。5Fの洋食屋さん「銀サロン」で最後の食事を楽しんだ。明日から飲めなくなるとなると、食事(赤ワイン)が美味しく感じられる。

 ここは、オーセンティックなレストランで、なかなかよろしい。ラストオーダーが7時半なのを除くと、ゆったりとした雰囲気で、食事もおいしいし、接客もかなりよろしい。「C」「D」判定ではなく、「+A」の評価だ。

 

 最後の晩餐なので、ここは奮発して、コース料理を注文した。

 かみさんは「銀サロンのセット」(¥2,980)、わたしは「銀サロンのコース」(¥3,980)。わたしだけ(かみさんは、ドライバーなので)、フランス産の赤ワイン(ロワール)をグラスで二杯だけ。そして、明日から始まる、二週間近くの断酒、アルコールとの別れを惜しんだ。

 なお、コース料理の原資(約8,000円)は、オークリーのスポーツ眼鏡を買って貯まっていたポイントである。有効な使い方をしたと思っている。

 「断酒が途中で挫折すると、その薬は効かなくなります」とアドバイス(脅迫)も先ほどいただいている。つまり、断酒に失敗して、胃がんや胃潰瘍になった人も、知り合いにいたということだろう。あとは、自分の忍耐との勝負になる。我慢の日がしばらく続く。 

 

 友人の皆さん、明日からは、わたしを誘惑なさらぬよう。また、この断酒イベントの途中経過は、「クマネズミの駆除事件」と同様に、途中経過をブログでご報告します。本日は、これにて、おやすみします。