学部ゼミのフィールドワーク最終発表会が、大学院の101教室で行われた。今年度の最優秀賞は、金羊社班とシーラック班だった。同時優秀は2度目である。カインズ班もヤオコー班も出来は良かったと思う。優勝した2つの班は、皮肉なことに、実質的な結果が出せなかったチームである。
それでも、審査員から8票ずつを獲得したのは、両班ともに逆境にめげることなく、最後まで形を整えることができたことが評価されてのことだと思う。販路開拓や営業活動の失敗、テストマーケティングが実施できなかったことが、班員たちの将来への教訓や学習につながっただろう。その効果を評価されたのである。
来年度(2016年)は、新たに3つの企業とのフィールドワークの取り組みが始まる。ここ3年間は、企業を固定してあった。今回は、大幅なリニューアルを実施する。
来年度から学生を受け入れてくださることになった企業は、ナチュラルローソン(健康・美容・安心を標榜している自然派コンビニ)、アールビーズ(「月刊ランーズ」を発行、東京マラソンなど全国の主要マラソン大会を運営)、イシダ(世界の計量機メーカー@京都)である。カインズは、来年度も継続となる。
昨日は、新三年生も発表会に参加している。新四年生と新しいチーム編成が終わっているはずである。わたしにとっても、大きなモデルチェンジは新しいチャレンジになる。そして、実は、そのために時間をたくさん使わなければならない。
昨年以来、わたしの研究者・作家としてのステージが一段上がったと感じる。学部ゼミの活動も、来年からステージが上がることになる。波に乗っているときは、仕掛けてどんどん前に進みたいと思う。
なお、大学院の志願状況もきわめて良好である。このことについては、つぎのブログで書くことにする。
学部小川ゼミの3、4年生、支援してくださった企業のみなさん、この一年間、ごくろうさんでした。