昨夜遅くに、ボゴタに着いた。飛行機から降りた時点で、頭が痛くなった。軽い高山病にかかっている。ホテルに落ち着いても、軽い頭痛がとまらない。標高2600mは富士山の7合目あたりらしく、酸素も20~30パーセントは薄い。とりあえず、ワインとビールで寝付くことはできた。
前夜、食事を終えて解散する前に、井上さんと早朝に走ることを約束した。彼は、福岡大濠高校の野球部で、甲子園球児だった。しかもベスト4まで進んでいる。
巨人の元木選手の世代で、韓国遠征では、ショート元木、セカンド井上だったらしい。極め付けのアスリートは今でも毎朝、10km走っている。
わたしは、5日間走れていない。なので、頭が痛くても、何がなんでも走るつもりでいた。
さて、朝の4時半、まだ寒い中をふたりで真っ暗闇の街に出た。ホテルの周りは住宅地だが、なにもない。しかし、一組だけ犬の散歩をしているカップルがいたりして、危なくはなさそうだ。
走り始めは、息が上がって苦しかったが、無事に4KMを完走できた。ひとりだと、起き上がることができなかったろう。
ふたりともかなり汗をかいた。気持ちのよい1日が始まる。しかし、7年前も、この薄い空気の街を、同じ井上さんと走った。
あの時の井上さんは、井上英明さん。青山フラワーマーケットの社長さん。今日の井上さんは、三和陸運の井上博保社長だ。
ツアー5日目は、ボゴタ周辺の農場を視察する。長い1日になりそうだ。