オランダの山本清子さんから、3月の市場情報が届いた。2月までの絶好調が暗転している。わたしたちがアフリカで見た現実(オランダからの迂回)の反映なのか、単に経済環境の悪化(スペイン危機)のためなのか、いまのところは見極めがつかない。しかし、異常な数値ではある。
「(2011年)3月は、市場の売上額がかなり減少」
2011年4月4日
オランダの花卉市場での先月の売り上げは、相当な減額となった。3月の売上額は、16.2%降下して、入荷量も平均価格も下がりを見せた。
切り花と鉢物は、先月は、€ 0.28の値(約34円)を出したが、去年は、これが€ 0.32(約40円)であった。入荷量は、5.1%少なく、特に3月は切り花が好まれなかった。
平均価格は、€ 0.20から€ 0.17と下がり、入荷量は、去年のレベルより3.7%低くなった。
鉢物は、市場出荷量が、21%とかなり数が少なかった。その結果、価格は、€ 1.37から € 1.49と上昇した。花壇用苗物類の値は、3月には、 € 0.75から € 0.7となり、取引量は、3.3%減少した。
今年初めの第一四半期のセリ市場の売り上げは、プラスの2.6%となっている。2月までの累積売上額は、+17.9%だったの、随分減少したことになる。
出典元: ©Vakblad voor de Bloemisterij