3日前に、小学館の園田さん(編集担当者)から電話があった。「『しまむらとヤオコー』の増刷が決まったので、急いで誤植を直してほしい」とのこと。年号の間違いなど、いくつか小さなミスがあった。数箇所の直しを入れた。3月早々には、第二刷が店頭に並ぶことになる。
これで、アマゾンや楽天ブックの欠品は、なんとか免れそうだ。発売3週間にして、東京の大手書店にも、在庫がないようだ。地方書店からの返品本は、わたしがいただいている。小学館のネットでも、いまだに欠品になっている。
売り逃がし(チャンスロス)がたくさん出ないとよいが。「そんな心配なさんなよ。じっくり行きましょう」という声が聞こえてくる。これは、ゆっくり時間をかけて、じっくり売り込む本なのかも知れない。9年もかかって、やっと書きあげた処女作なのだから。
そういえば、書評を書いてくれたひとのうち、ふたりが特定できた。ありがとうございます。星を5つではなく、4つ打ってくれているのが憎い配慮である。よくありがちなのは、著者を「ひいき」して、みえみえの5つ星オンパレード。これでは、書評に信憑性がない。
知り合いの先生で、学生にアマゾンの書評欄に優良コメントを書き込むことを強制した先生がいた。みっともないし、実際に顰蹙を買っていた。良い加減にすべだろう。
わたしの場合、アマゾンの書評は、4つ星で十分である。狙いは、コメントを読んで、オーダーしてくれることである。いまは、どのネット書店でも在庫切れ。すいません、補充されたら買ってくださいね。
何人の方から、アマゾンで拙著の書評を書いていただいている。おおむね好意的な書き方をしもらっている。お願いはしていないが、なんとなく名前がわかっている。ありがたいことだ。
また、ツイッター上では、「イトーヨーカドー(旧)東松山店の出店年が事実と違っている」という指摘を受けた。さっそく事実を問い合わせて、年号を変更した((71年→77年))。物語部分なので、前後関係がおかしくなる。話の筋が不自然にならないように、その前後のストーリーの調整を行った。
ツイッターで指摘してくれた読者のかたに、ありがとうございます。ツイッターも役に立つことはある。それは認める。
それでも、その方に悪意があれば、「これは喧嘩になることもあるよなあ」と。やりとりの危険は、やはり感じるのだ。性善説の世界ならばよいが、性悪説に立てば、である。わたしの杞憂が、完全に消えたわけではない。