10月30日から開催されているIFEX2008@幕張は、本日が最終日となる。おかげさまで、出展小間数は、1000コマを超えたらしい。二日間の入場者は、昨年を10%ほど上回っている。初日は、量販系のバイヤーさんの姿を多く見かけた。ナショナルチェーンの青果部門のバイヤーはほとんどが来場している。地方はデータがないのでわからない。中堅どころは、そこそこの数が来ているのを見かける。もちろん花屋さんも少なくはない。
今年の特徴は、国内もさることながら、海外からの出展社が増えていることである。来場者もアジア系のひとが目立つ。輸入切り花が増えたことを反映したものであろうか。あるいは、中国との相対的な商談見本市の位置づけで、最終的に日本のIFEXが勝ち残ったからかも知れなし。韓国、コロンビアのパビリオンが大きく感じらえれた。
ひとつの参考情報である。アイリスオーヤマの佐藤義明マネジャーによると、初日の30日だけで、全国のホームセンターから47社、約200数十名のバイヤーがブースに訪れたという。アイリスオーヤマと佐藤さんは、二年ぶりのIFEX復帰である。再登場組が目立っている。復帰組のパフォーマンスが来年の出展小間数にも影響を与える。とりあえず、アイリスさんの動きをみていると、IFEXは好調であることがうかがえる。
それに対して、国内の卸市場と国内産地のプレゼンスがかなり低くなっている。アジア、アフリカ、中南米などから、輸入攻勢は来年も続くとみられている。新しい商品とアイデアを提供していかないと、日本の卸市場と産地の将来が心配である。どことなく、旧来から花産業を支えてきた国内勢(産地と市場)に元気がない。
月末から月始めに変わる。本日が最終日、さらにたくさんの来場者を期待している。IFEXのアジアでのプレゼンスは明らかに高まってはいる。しかし、いくつかの課題も見えてきた。