ロンドンから電子メールが届いた。7月まで約1年半、わたしの研究室でアシスタントを務めてくれていた大関(悦子)からの手紙である。本人の了承を得ないで、メールをそのまま掲載してしまう!
日本語のメールがすぐに送れたようなので、わたしのHPも覗けているはずである。大関は元ゼミ生でもある。同じく法政出身の旦那さんが先月ロンドンに赴任したばかりであったが、約一ヶ月遅れで、元気な息子さんを引き連れてイギリスに渡っていった。
出発直前の10日の昼に、JFMAのスタッフや現アシスタント内藤、青木(恭子)の9人で、近くのフランスレストランで送別会を開いた。この先、3~5年間の赴任となる。とはいえ、わたしたち家族が米国に留学した25年前とは世界の状況がずいぶんとちがっている。ネット環境のちがいがもっともおおきいかもしれない。しかし、国による消費文化のちがいは厳然として残っている。花の消費文化もそのひとつである。
大関のメールには、ロンドン定住後の様子などを書かれていた。もっとも印象的だったのは、イギリスの「花を買う文化」についてである。日本とは文化のちがいを感じさせる。
****(8月21日:ロンドンから)****
小川先生(C.C.榊原さん、村上さん、内藤さん)
こんにちは。オランダは大成功だったようで、良かったですね!
オランダ出発前は電話をありがとうございました。
私もロンドン出発前に先生の携帯にお電話しましたが、
つながらず残念ながら留守電に残しました。
18日に、12時間掛けて無事ロンドンに着きました!
テロ警戒中ということでしたが、思うより特別なことはなく、
スムーズに出国、入国ができました。
こちらは着いて2日目に夫の案内で5,6件のスーパーめぐり、
3日目に自分で車を運転してスーパーめぐり、
そして4日目の今日の午前中は航空券購入時についていた、
旅行会社ロンドン市内観光に参加してきました。
家はロンドン市内から30分弱地下鉄に乗ったところにあるのですが、
やっぱりロンドン市内というと人も多く、やっぱり都会は疲れました~。
ビックベンや、バッキンガム宮殿など観光ポイントを見てきたのですが、
デジカメを忘れて写真はなしです。
まったく肝心のところで抜けてます・・・。
そうそう、こちらは本当に物が高いです。
今日の観光参加のため、ロンドン市内までの地下鉄は
片道3ポンド(600円)なので、
一日7.20ポンド(1500円)の一日券を買いました!
高い!!
でもこれでロンドン名物の2階建バスも乗れるのでいいとしますが、高いですよね。
さっそく食べたマクドナルドも、家族3人分で2000円くらいしました。
本当に何でも高くてびっくりしています。
こちらは長袖一枚ではもう寒いくらいです。
街中は半そでの人、ダウンを着ている人、セーターの人といろいろいて
本当におもしろいです。
それからそれから、こちらはスーパーの入り口には必ず大きな花売り場があり、コンビニみたいなお店でさえも花があり、違いを感じます。
一番おもしろいのは、交差点で花をバケツにいれ、信号で止まる人に花を売る売り子さんが結構目に着くことです。
夫いわく、「不思議なのは売る人がいるだけでなく、買う人が結構いるんだよね」と。
こちらの人は「花を買う」という感覚が日本人と少し違う気がしました。
大関悦子