京都女子大学現代社会学部、最終講義(ブランド論)

 京都女子大学での授業が、本日で最終回になる。現代社会学部「特論(1&2)」の講義は、通算で38人の女子学生が聴講してくれた。娘のともみが卒業した大学でもあるので、ずいぶんと力を入れて講義をした。ティーチングアシスタントの林麻矢さんには、何から何までお世話になった。

 

 麻矢さんには、毎回、京都駅の新幹線八条口まで、トヨタのプリウスで送迎していただいた。旦那さんには、授業も担当していただいた。京都女子大の教室は、アフターも含めて、私のネットワークで旧交を温める場にもなった。

 元院生の頼君や伊藤君が、授業に顔を出してくれた。そういえば、やはり初年度に聴講に来ていた中村弥生さん(元大塚製薬ブランドマネジャー)は、京都女子大の聴講がきっかけで、いまの勤務先(ピアス化粧品)に就社することになった。

 京都女子大の西尾先生にも大変にお世話になった。いくつかの授業には、ご本人が顔を出してくださった。「おもしろいためになる授業ですよ!」と、ゼミの学生を授業に送り込んでいただいた。そして、女子大生たちは、とてもいい子たちばかりだった。なかなか優秀な学生も多かった。

 

 二年間続いた講義の最終テーマは、「マーケティングと経営の基礎と実際を学ぶ:ブランド戦略の実際」。わたしがもっとも得意としている講義内容で講義を終える。

 本日のワークショップ(グループ討議)のテーマは、「Q:京都ブランドと京都発ブランドのちがいを議論せよ」である。ヒントとしては、江戸・東京ブランドと京都ブランドの成り立ちを比較しながら考えよ。

 

 2019年度は、自己都合で非常勤のしごとはお休みにする。東京オリンピックの2020年に、もしかすると講義の復活があるかもしれない。とにかく楽しい京都女子大の二年間だった。