当時(2016年~2019年)、小川ゼミで5年間、ナチュラルローソンと組んで、フィールドワークを実施しました。最初の3年間のどこかで、青いローソンとナチュラルローソンで、滞在時間や棚の前で商品のパッケージを見ている時間を測定したことがありました。
この実験を行った学生を探しています。また、ローソンのフィールドワークで、提携を始めた初期のころ、学生たちが「ストーカー調査」(シークレット追跡調査)を実施しています。ナチュラルローソンの店内滞在時間が、青ローソンの約2倍だったと記憶しています。
現在、わたしは、『ローソン、挑戦と革新(仮)』(PHP研究所、2025年2月)を執筆していますが、第6章「驚きのパンツを作れ!」で、上記のデータ(滞在時間の調査記録)を探しています。
文章は、次のようになっていますが、具体的なデータがありません。わたしの曖昧な記憶で書いています。この事実を知っている学生で、学生時代のレポート(パワポや卒論)を探してもらえませんか?
残念ながら、大学のオフィスを撤去する際に、過去の卒論や学生が作ったパワポ(ファイル)は廃棄してしまっています。心当たりのある学生は、小川か、秘書の内藤光香に申し出てください。
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ドラフトに文章は、いまは、こんな風になっています。
*ゴチックの部分が必要な情報です。
3 本格的な導入実験の開始
<無印の購入者は、店内の滞在時間が長い>
通常のローソンの店舗では、店内の滞在時間は1分~2分でとても短い。夕方でも、滞在時間が5分を超えることはまずない。しかし、滞在時間が少しでも長くなると、買上点数が増える。売上の改善に繋がるので、来店客の店内での滞在時間を長くすることが大切になる。
無印の導入店で、売り場の担当者が目視で測ってみると、無印の棚の前に立っている人は、やはり滞在時間が長いことがわかった。わたしも、5~6年ほど前にローソンの店内で、来店客の滞在時間を測定したことがある。学生を2班に分けて、目視による調査を実施してみた。青ローソンとナチュラルローソンを比較すると、店内の滞在時間がかなり違っていた。
そのときに、店員の方から聞いたのは、「ナチュラルローソンでは、商品の棚を見ている時間が通常の青ローソンよりも長い」という経験則だった。ナチュラルローソンは、特徴ある商品を品揃えしているからである。
ナチュラルローソンの店内では、しばしば商品を手に取って、パッケージの裏側を見ている場面に出くわした。食品の場合は栄養価や塩分のラベルを、化粧品などでは、女性客が内容成分とか効能とかをじっと見ていた。
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