来週の火曜日、JFMAとしては初めて、エディブルフラワー(可食の花)のセミナーを開催します。この企画を提案したのはわたし(小川)です。最近、星付きの高級レストランや老舗割烹だけでなく、一般の飲食店でもエディブルフラワーにお目にかかることが多くなりました。
ニッチで特殊だと思われていた可食花の市場が、ひそかに拡大していることにお気づきでしょうか?確かなデータがあるわけではないのですが、まちがいなく目に見えて成長しています。
エディブルフラワーは、見た目の美しさから、”つまもの”の派生商品と位置づけられています。アーティスティックな観点からは、エディブルフラワーは、食事のプレートに「花」を添える役割があります。それだけではありません。可食であることから、植物を構成している花の部分にビタミンが豊富に含まれていることで、まさにミネラル分などを含む「食の対象」として知られるようになってきています。
本セミナーでは、専門家(生産者・栽培者)の石井さんをお呼びして、エディブルフラワーのいまと課題を話していただくことにしています。これまでは流通の実態や可食性がもたらす課題などについて、オープンに話す場がなかったように思います。食のデザインの視点から、そして健康や安全面から、新しい市場の展開にも課題があります。
講師の石井さんには、エディブルフラワーの魅力とビジネス面での課題についてお話をいただきます。
申し込みまで時間がない状態ですが、皆さん、ふるってご参加ください。
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第127回 JFMAアフタヌーンセミナー
「五感で楽しむエディブルフラワーの魅力と今後のビジネス」
~エディブルフラワー栽培・流通における課題~
(講演途中にエディブルフラワーの試食がございます。)
スピーカー : 有限会社石井フラワーガーデン 代表取締役 石井正義 氏
日 時 : 2月13日(火) 13:00-14:30
場 所 : 法政大学新一口坂校舎 101教室
東京都千代田区九段北3-3-9
参加費用 : 3,000円
お申込み・お問合せ :JFMA事務局
TEL:03-3238-2700 FAX:03-3238-2701 email:info@jfma.net
【講演内容】
近年、食べられる花(食用花=エディブル・フラワー)が注目を集めています。ビタミンや食物繊維などの栄養素が豊富、加えて華やかな色とかわいらしい姿は、料理人の工夫次第でその場を演出することができる魅力的な食材として高く評価されており、レストラン需要だけでなくホームパーティーなど個人消費も増加しています。エディブルフラワーの魅力、エディブルフラワー栽培を始めたきっかけ、エディブルフラワービジネスにおける苦労話や、今後伸びていくための課題など、エディブルフラワーについて幅広くお話いただきます。途中、エディブルフラワーの試食タイムがございます。
【講師紹介】
石井 正義氏 (いしい まさよし)
埼玉県川口市生まれ。花苗生産者。変わり咲きペチュニア、観賞用ピーマン、他オリジナル品種などの花苗を生産している。2000年にキメラ咲パンジー「イタリア貴族のスミレ ムーランフリル」をイタリアの種苗会社ファーメン社より導入、花苗生産・販売を行った。現在は、ムーランフリル全量を低農薬栽培のエディブルフラワーとして出荷している。